「塗料は、人にやさしく、安全でありたい」

塗料はさまざまな種類があります。その中で、一般に言われる「自然塗料」とほとんど変わらない安全性と、本来求められている長持ちする事ができることを併せ持つ塗料、更に塗料似よってさまざまな居住環境を良い方向にかえることが出来る塗料をご紹介します。私達はこれらを総称して「健康塗料」と呼んでいます。

シックハウス症候群に代表される健康問題を解消し、人にやさしく安全な環境を保つ塗料を、私たちは提供しています

平成15年7月1日に建築基準法改正が施行され、ホルムアルデヒドの規制が非常に厳しくなりました。建材(塗料を含む)をホルムアルデヒドの放散速度でランク付けし、実質的に居室においてはF☆☆☆☆(一番安全なランク)しか使用することができなくなりました。もし皆さんの住宅内部を塗る場合は缶にF☆☆☆☆がついているかご確認ください。(塗り面積によりF☆☆☆でも使用できる場合があります) 詳細はコチラ

またやすらぎを求め内部に自然木を使用する場合が多くなりましたが、木部用塗料で難燃1級認定をもつ塗料も開発され注目をあびています。

健康塗料とは
ケイソウ土
VOC発生ゼロ塗料
「学校環境衛生の基準」対応塗装
消臭、抗菌塗料
防カビ塗料
自然塗料
日本に現在紹介されている自然塗料
火災時の安全性を向上させるエコ塗料
環境問題と塗料に関する用語辞典

<健康塗料>とは・・・・・・・・・・・
1, 体に悪い影響を与える有機化合物が入っていない(VOCゼロ)塗料
2, 自然塗料(自然界の物質ばかりの塗料)ではないのですが十分に安全で、塗膜が長持ちする塗料
3、 国の安全基準を十分に満たしている塗料
4、 塗料の特殊な機能・・・塗料の不思議
塗料の中には、紹介不足の機能がたくさんあります。
びっくりする機能の中に、消臭、防カビ、抗菌、ホルムアルデヒド除去、湿度調節機能、を持ちなおかつ安全性が高い。など、数十ミクロンの薄い塗膜で生活環境のお役に立つことが出来るのです。
そんな塗料を紹介します。



ケイソウ土(珪藻土)
ケイソウ土とは
藻類・プランクトンの死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積し」できた粘土状の泥土で、保温、防露、調湿、遮音、脱臭などの機能をもち、古くからコンロ、耐火レンガの原料や、ビールの濾過材、吸着材、脱臭材などとして幅広く利用されてきました。
近年、建築では高気密・高断熱が求められ、新建材で居住空間を作ることが多くなってきました。そのため、密閉化された中で、室内空気が汚染され、一般に言われるシックハウス症候群という問題が生じるようになってきました。

そんな中、ケイソウ土は室内の湿気を吸収し(6畳間で最大9.6Lの水分)、放出しモルタルの約10倍の断熱保温性があります。また、その微細孔が、臭いや煙を吸着し、脱臭・空気清浄の機能を発揮します。また、ホルムアルデヒドのような有害物質の発生もありません。特に、アンモニアの脱臭効果は抜群です。
ケイソウ土商品 さまざまなメーカーから出ています。ただし、その性能はは各社バラバラで、セメントや、石膏が多く入っている商品も見受けられます。
アースウォール(二瀬窯業製品)
土壁生活(菊水化製品
シルタッチ(フジワラ化学製品)
ケイソウ土は一般にコテ仕上げが多いようですが、ローラー、吹付け仕上げもできます。また、さまざまなテクスチャーも可能です。最近では、ビニールクロスの上から施工できる工法も出てきました。・・・排出物軽減、環境対策



VOC(揮発性有機化合物)ゼロ塗料
私達の身の回りにはプラスチックや化学繊維、塗料も含めて化学物質がさまざまなところで利用され、社会生活に寄与しています。しかし反面、残念なことに私達人類は、これらの物質を使用することに伴うリスクに十分配慮しないまま高度成長を遂げた為、今地球環境の悪化は深刻な問題となってきています。

そういったことから、地球環境保護問題(地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、光化学スモッグ・・・)への関心が急速に高まってきました。塗料も大気汚染という環境への対策として、これらを汚染すると考えられる物質(VOC)の使用低減、更には廃止への検討が急速に進んでいます。

塗料では、シックハウス症候群を引き起こす可能性が高い、トルエン・キシレン等がゼロに近い塗料の開発が進んでいます。
VOC対策塗料商品
ビニロックVO(ロックペイント) VOCがほとんどゼロに近い。
超低臭できにならない
防カビ性に優れている。
ビニールクロスに直接塗れる。
ビニロックVOスーパー
(ロックペイント)
ビニロックVOの性能に加え、ホルムアルデヒド吸着分解、アンモニア消臭機能を持っています。
エコデラックス(関西ペイント) 超低VOC、超低臭
改訂「学校環境衛生の基準」対応塗装
  シックハウスに係るトルエン・キシレンを含まない塗料
VOCに関して厚生労働省が指針値を定め、文部科学省においても2002年4月学校環境衛生基準に関して同様の基準を通知し2003年4月より上記基準が改訂されました。

室内指針値を規定されている有機溶剤を含まず、子供が直接触れても安心な木部の塗装仕様、MSDS



消臭(脱臭液)、抗菌塗料塗料
私達の身の回りには様々な「臭い」が満ちています。
いい香りと感ずるものもあれば、不快で嫌な「臭い」に出会う機会も少なくありません。この商品は、今までの消臭液と異なり、信頼性の高い無期系脱臭剤を使用した画期的な脱臭液です。

また、この脱臭液はO-157をはじめ、大腸菌、緑膿菌等のグラム陰性細菌類、黄色ブドウ球菌、MRSA等のグラム陽性細菌類や黒カビ、こうじカビ類等。広範囲の微生物に対して優れた抗菌作用も示します。

本製品は(財)日本食品分析センターなどの公的専門機関で安全性は確認されていますしFDA(米国食品衛生局)の正式許可も得ています。特にアンモニア、タバコの臭い、硫化水素、二酸化イオウなどの不快な臭い(ガス)に強力な脱臭効果を発揮します。
商品名 クリーントップナイスメル(ダプコケミカル製品)


防カビ塗料
オランダで25年前培養菌の権威者により発明され、食品業界の要望に基づいて、微生物・細菌・酪農技術・塗料技術等の専門家や大学の研究者の協力により開発された、長期間効果が持続する防カビ塗料です。

国内でもすでに、環境の悪い、カビが直ぐ発生する食品工場で3年以上の防カビ効果持続実績があります。
湿度が高く、換気が不十分な押し入れや風呂場、脱衣場、玄関口、北面の壁等に効果があります。
商品名
アルボフィックス
水性で安全な製品です。防カビには換気が必要条件ですが、不可能なところでも多くの実績があります
カビナイト(自社開発商品)
風呂場のタイルの目地に発生するカビを、この商品を塗る事によりシャットアウトします。

一年中、各家庭で行っている、カビ除去材(次亜塩素剤を使用したものが多い)は決して体に良くはなく、その上、タイルの目地(セメント)を傷め、剥離・落下の原因にもなります。

私達は、これらを解決する商品を開発しました。簡単に誰でも塗れます。カビを除去して、水洗いして、乾燥させて塗って下さい。勿論、塗るときも、日常も換気が、長年カビを発生させないコツです。



<自然塗料>・・・
自然の油(亜麻仁油、なたね油等)と天然顔料から作られた塗料を、一般に自然塗料と呼びます。
植物性の原料で製品化されているため、大変安全です。

しかし、天然の原料を使用しているため、合成塗料と比べて直ぐ色が褪せたりするため、定期的な塗り替え、メンテナンスが必要です。その上、乾燥が遅いので(一日一工程)、作業日数が通常の塗装に比べ多く必要です。

自然なものを中心に製造され、確かに安全性は高いのですが、人によっては、柑橘系の臭いが体に合わないといった報告もあります。
日本に現在紹介されている自然塗料
当初、ドイツから自然塗料が紹介され、全国的にされていますが、国内の塗料メーカーも、以前から研究開発を進めていました。
近年のガーデニングブームとシックハウス症候群に代表されるように、居住空間には健康に配慮した材料を、新築・リフォーム時には採用される施主の方々が増えてきた事を受けて、輸入品と品質面、塗り易さにおいて、遜色のない、又はそれ以上の自然塗料を開発し市場に出しました。
また、価格は輸入品に比べ、採用、使用しやすいように設定しました。
国産自然塗料
ユーロ
(大阪塗料製品)
食用油(亜麻仁油・サンフラワアー油)松脂油をベースにチューインガムの原料のエステルガムを使用しています。FDA(米国食品衛生局)適合溶剤を使用しています。臭いも少なく無公害です。またヒノキチオールを含有していて、抗菌性と多少の森林浴効果・アロマテラピー効果があります。

着色顔料は、
ベンガラを中心に使用して、自然物で耐候性(塗膜のもち)が大変優れています。蜜蝋を使用していますので、長期間水をはじき、輸入品に比べ乾燥、作業性に優れています。

この塗料はハケで塗ったら、ウエス等で拭き取ってください。また使用したウエスは自然発火しやすい(自然塗料はほとんど同じ)ので、水につけるかして注意してください。
バトン
(大谷塗料製品)

主原料は、亜麻仁油、大豆油、ヒマシ油、ヒマワリ油です。
食品衛生法、食品添加物等規格基準適合製品です。またFDA規格にも適合しています。
ホルマリン、トルエン、キシレンは一切使用されていない無公害塗料です。臭いが少なく、塗り易く、ムラが出ず誰でも奇麗に塗れます。
退色、変色が少なく、丈夫で安定した色彩を保ちます。
柿渋 日本古来の自然塗料
古くより、竹、紙、魚網、布、木の補強剤、防腐剤、防水剤、染料として使用されてきました。塗料と
て使用される外、健康維持の為、やけど、切り傷、二日酔い防止に・・・広く使用されてきました。
柿渋をそのまま使用する方法と、ベンガラを混ぜて色々な色に着色する方法があります。
飲むことも出来る安全な塗料ですが、自然塗料と同様に乾燥に時間を要します。日数が経つと、当初の色より濃くなってきます。
輸入品
オスモ、アウロ、リボスなど


エコロジーと安全性を併せ持つ水性木部用塗料
ワンダー水性1液型シリーズ
 (木部着色塗料)
F☆☆☆☆、VOC規制が加わった新基準のエコマークを取得、JIS-A1321難燃1級試験の表面試験に合格している為、燃えにくく、発煙が少ない塗膜を作ります。  
さらに防虫、防かび、防蟻効果をもたせたワンダー水性1液型ウッドガードもあります 
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モーエンアクアシリーズ
 (クリヤー)
防火材料大臣認定取得商品(不燃材料)(認定番号NM-0700)
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